株主優待は一定数の株を保有しているだけで、日用品やギフト券などさまざまな物品が貰えるお得な制度。チャートの読み方や売買タイミングといった株の細かい知識がなくても始められるので、初心者にもおすすめです。
桐谷さんをはじめテレビでも株主優待が取り上げられるようになったので、関心を持っている人も多いはず。株主優待は証券会社で口座を開いて株式を購入するだけですが、どうせならお得に株主優待を受けたいですよね。
株主優待目的の口座開設で迷ったら、おすすめは松井証券です。
特に10万円以下の少額から株主優待を始めたい人は手数料で大きなメリットがあります。
この記事では前半に株主優待の概要、後半では松井証券で株主優待を始めるのがなぜお得なのか詳しく解説します。
株主優待とは株を購入した企業からお礼が贈られること
株主優待とは100株や1,000株などまとまった株式を保有している株主に対し、企業が返礼品を送る制度のことです。
明治時代の鉄道会社が株主優待を始めたとされ、現在では日本国内の1,000社以上が株主優待を実施しています。
株主優待は食料品からギフト券まで事例はさまざま
株主優待の品物は、各企業とも、バラエティに富んでいるのが特徴。
例えば<9681>吉野家ホールディングスの株式を100株以上持っている場合、株主優待は3,000円相当のサービス券。吉野家以外にも「はなまるうどん」などで使うことができます。
<2267>ヤクルトなら「飲料・乾めん」の詰め合わせセット、またはプロ野球公式戦の株主優待証(外野自由席)がもらえるんですよ。
株主優待は株初心者でも始めやすいメリットがたくさん
株主優待は一般的な株取引や投資信託にはない特徴があります。
保有期間や株数によって優待がグレードアップする
株主優待の中には、株をより多く長期間保有することで優待の内容が充実するケースがあります。
銘柄 | 優待内容 |
---|---|
<3048>ビックカメラ | 【株主買物券(1,000円分)】 ・100株以上 2枚 ・500株以上 3枚 ・1,000株以上 5枚 ・10,000株以上 25枚 ・1年以上継続保持 追加1枚 ・2年以上継続保持 追加2枚 |
<2769>ヴィレッジヴァンガード | 【お買物券(1,000円分)】 ・1年未満 10枚 ・1年以上 11枚 ・2年以上 12枚 |
株を持っているだけで優待が貰える!追加費用もかからない
株主優待の2つ目のメリットは管理が簡単なことです。
株主優待を受けるには「権利付き最終日(決算日の2営業日前)」に一定の株数を持っていることが条件ですが、一度条件を満たせば株の買い足しなどは不要。株を保有するだけなら手数料も必要ありません。
通常の株取引では株価を常にチェックし売買する度に手数料がかかりますが、株主優待の場合はそういった手間がありません。
27日(金):権利付き最終日 | ・この日までに株を持っていれば優待が発生 |
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30日(月):権利落ち日 | ・株式を売却しても優待を受けられる |
31日(火):権利確定日 | ・優待の権利が確定 |
10万円以下でも貰える株主優待がある
株主優待には10万円以下の少額資金でも始められるものがたくさんあります。
例えば<1780>ヤマウラなら3,000円相当の地場商品群の中から1つを選択して貰うことができます。
銘柄名 | 必要金額 | 優待内容 |
---|---|---|
<4837>シダックス | 33,100円 | ・優待券(540円)5枚 ・自社グループ製品(中伊豆ワイナリー)2,000円相当いずれか1つ |
<2652>まんだらけ | 60,000円 | ・自社発行隔月刊誌「まんだらけZENBU」 ・自社発行「宇宙全史」の小冊子販売パンフレット ・自社優待券(2,000円相当) |
<2402>アマナ | 71,000円 | ・「写真の町」北海道東川町の新米2kg |
<8613>丸三証券 | 84,000円 | ・1,000円相当の海苔詰め合わせ |
<2493>イーサポートリンク | 85,600円 | ・青森県産100%りんごジュース(1リットル×3本) |
松井証券で株主優待を行うメリット!手数料が断然お得
株主優待を始めるには証券会社で口座を開設し、株式を購入しなくてはなりません。
松井証券で口座開設をすると、大きなメリットが2つあります。
松井証券なら10万円以下の取引は手数料無料!
松井証券最大の特徴は手数料の安さ。
1日の約定代金合計が10万円以下なら手数料が無料となります。
10万円以下 | 50万円以下 | 100万円以下 | |
---|---|---|---|
松井証券 | 0円 | 300円 | 500円 |
SBI証券(スタンダードプラン) | 90円 | 250円 | 487円 |
楽天証券(超割コース) | 90円 | 250円 | 487円 |
マネックス証券 | 100円 | 450円 | 1,000円(成行注文) |
実は、SBI証券のアクティブプランや、楽天証券のいちにち定額コースでも、1日の取引金額が10万円までの手数料は無料になります。
とはいえ、松井証券にはもう1つ大きなメリットがあるのです。詳しく説明します。
つなぎ売り(クロス取引)で株主優待の損失回避とタダ取りができる
株主優待目的で松井証券に口座開設するもう1つのメリットは「つなぎ売り(クロス取引)」です。つなぎ売りとは現物取引の買い注文と信用取引の売り注文を同時に出して、翌日の株価下落に備える方法。
株主優待は権利付き最終日に株を保持していれば権利が発生します。そのため権利付き最終日付近になると株価が上昇し、翌日以降は株価が下落する傾向にあるのです。
もし優待をもらっても、株価が下落してしまっては結核的に損失の方が大きくなるかもしれません。
そんなとき、つなぎ売りを使えば株価下落による損失を相殺することができます。
権利付き最終日 | 権利落ち日 | |
---|---|---|
株価 | 1,000円 | 900円 |
現物取引の買い | 100株 | -10,000円 |
信用取引※の売り | 100株 | +10,000円 |
ただしつなぎ売りをすると「逆日歩(ぎゃくひぶ)」という手数料が必要なことも。
逆日歩がかからない「無期限信用取引」を利用できる証券会社は「松井証券」「カブドットコム証券」「SBI証券」「楽天証券」ですが、松井証券はほかの証券会社にはない特徴があります。
- 取引対象銘柄は800種類以上
- 1日の約定金額10万円以下なら手数料無料
無期限信用取引では上場銘柄全てを取引できる訳ではありません。SBI証券の場合は対象が約600銘柄ですが、松井証券の場合は898銘柄(2019年1月時点)。
さらに無期限信用取引の場合でも、約定代金合計が10万円以下なら手数料は無料。
購入金額が5万円以下の銘柄なら、株主優待だけをタダ取りすることも可能です。(現物取引の買い注文と信用取引の売り注文の合計が10万円以下。)
株主優待を10万円以下の少額で始めるなら松井証券がおすすめ
株主優待ではどの銘柄を購入するかも大事ですが、どの証券会社で口座開設するかも大切です。証券会社によっては手数料や権利付き最終日以降の株価下落などで、思わぬ損をしてしまう可能性もあります。
もし株主優待で損をしたくないなら、松井証券で口座開設をしましょう。
取引手数料の安さとつなぎ売りによるメリットは松井証券にしかない特徴。口座開設は無料なので、ほかの証券会社に口座を持っている人も松井証券で口座を開設してみてはどうでしょうか。