大手ネット証券の1つであるマネックス証券は、IPO抽選の公平さとサポート体制に定評のある証券会社。
米国株や中国株の取扱銘柄も多いので、外国株式に興味がある人には、マネックス証券を強くおすすめします。
2019年7月から最低取引手数料も引き下げられ、より一層取引しやすくなりました。
この記事では、マネックス証券の特徴と、口座開設の流れ、手数料無料の入金方法について説明します。
ぜひ証券会社選びの参考にしてください。
株初心者に優しい!サポートが充実したマネックス証券の特徴
マネックス証券はサポートに定評のある証券会社。
コールセンターの対応がとても良かったとクチコミが多いんです。
株初心者の場合はわからないことも多く、コールセンターのサポートはとても助かりますね。
その他にもマネックス証券では、さまざまなサービスがありますので次から紹介しましょう。
マネックス証券のサービス
- マネックス証券の手数料は少額投資ほどおトク
- マネックス証券のIPOは完全公平抽選で当選しやすい
- マネックス証券のNISAは売買手数料がずっと無料
- マネックス証券は米国株サービスが充実&手数料が格安
- マネックス証券は中国株の取扱銘柄数No.1
- 「トレードステーション」は最強トレードツール
- マネックス証券にはiPhone・アンドロイドアプリもあり
- マネックス証券はリバース注文(Uターン注文)が可能
マネックス証券の特徴その1:手数料は少額投資におすすめ!
マネックス証券の手数料プランは、現物取引、信用取引ともに少額投資におすすめ。
まずは現物取引手数料から紹介していきますね。
1取引の約定代金 | 手数料(税抜) |
---|---|
10万円以下 | 100円 |
10万円~20万円 | 180円 |
20万円~30万円 | 250円 |
30万円~40万円 | 350円 |
40万円~50万円 | 450円 |
50万円~100万円※ | 1,000円(成行注文) 1,500円(指値注文) |
100万円以上※ | 約定代金の0.1%(成行注文) 約定代金の0.15%(指値注文) |
マネックス証券は、50万円までの取引手数料がお値打ちです。
続いて、信用取引手数料をご覧ください。
1注文の約定代金 | 手数料(税抜) |
---|---|
10万円以下 | 95円 |
10万円~20万円 | 140円 |
20万円~50万円 | 190円 |
50万円~100万円 | 355円 |
100万円~150万円 | 600円 |
150万円~200万円 | 800円 |
200万円以上 | 一律1,000円 |
マネックス証券の手数料は、高額取引になると、やや割高な印象を受けますね。
そこでマネックス証券で手数料を安く済ませたいあなたにおすすめしたいのが、「一日定額手数料コース」です。
一日定額手数料コースは、1日の約定金額の合計額に対して計算される手数料。
たくさん取引したいあなたには最適の手数料プランです。
一日の約定金額合計 | 一日の手数料(税抜) |
---|---|
300万円(1ボックス) | 2,500円 |
マネックス証券では300万円毎を1ボックスとし、300万円までなら1日何回取引しても手数料は2,500円です。以降は300万円増えるごとに、手数料も2,500円ずつ増加します。
このボックス式の手数料は割引制度もあります。
また、ETF・REIT・ETNの信用取引については、手数料は実質無料で取引できますよ。(2019年12月9日~)
手数料は全額キャッシュバックとなり、とってもお得です。
マネックス証券には単元未満株※を購入できる株サービス「ワン株」があり、約定代金の0.5%の手数料で購入できます。
こちらは最低手数料が48円(税抜)なので、なんと1株48円の手数料で購入できます。
1単元に満たない株を単元未満株といいます。
証券取引所では、1単元100株以上でまとめて取り引きしていますが、1株ずつなど取り引きしやすい価格で単元未満株を扱っている証券会社もあるんですよ。
単元未満株については「まずは少額から始めたい!単元未満株・ミニ株・るいとうの違い」の記事で詳しく説明しています。
マネックス証券の特徴その2:IPOルールは完全公平抽選
株初心者にもカンタン!と人気の高いIPO※投資ですが、初心者が1番当選しやすいと言われているのがマネックス証券のIPO抽選なんです。
証券取引所に上場して、投資家が買えるよう新規に株式を公開すること。企業はIPOを行うことで投資家から多額の資金を集めることができ、投資家も新たに投資先を増やすことができるのです。
IPOについては「IPOは株初心者でも簡単に利益が出せるお宝株!」の記事で詳しく説明しています。
なぜマネックス証券なのか。それはIPOの抽選方法に答えがあります。
マネックス証券のIPOルールでは、1人1票の完全公平な抽選方法を採用。
SBI証券では投資金額が多ければ多いほどIPO抽選に当選しやすくなります。
また、SMBC日興証券では、割り当てられたIPO株の約90%が大口顧客用に回され、個人投資家向けのネット注文に回ってくるのはたった10%だけ。
それに比べて、マネックス証券のIPOは、個人投資家が100%全て公平に抽選されるため、投資資金の少ない株初心者でも当選確率が高くなるんです。
マネックス証券のIPO取扱実績は毎年約50銘柄ほど。
IPO投資を行う人は必ずマネックス証券からも抽選に参加できるよう準備しておきましょう。
IPO抽選に当選したあと、もしキャンセルしたい場合もマネックス証券ではペナルティはありませんので安心してください。
SMBC日興証券など、当選後にIPO株の購入を辞退すると、一定期間IPO抽選に参加できないペナルティを課す証券会社もあります。
マネックス証券で、積極的にIPOにチャレンジしていきましょう。
マネックス証券の特徴その3:NISAの売買手数料がずっと無料
マネックス証券はNISA※口座内での売買手数料が無料になるサービスを実施しています。
株や投資信託などで得た利益を一定額非課税にする制度です。2016年から年間運用額120万円までと限度額が広がりました。
NISAについては「NISA(ニーサ)とは?初心者が知るべきメリットとデメリット」の記事で詳しく説明しています。
マネックス証券でNISA口座を開設するには、通常の証券口座を持っている必要があります。まずは、証券口座の開設をしましょう。
証券口座、NISA口座とも口座開設だけなら費用は一切かかりません。
利益に対する税金が非課税になるだけでなく、売買手数料も無料でさらにおトクなマネックス証券のNISA。
低コスト運用がしたい人は、迷わずマネックス証券を選んでください。
マネックス証券の特徴その4:米国株サービスが充実&手数料が格安
日本の経済はなかなか良くならないので、投資先をアメリカへと考えている人も多いでしょう。
日本にも米国株を取り扱っている証券会社がいくつかありますが、その中でも1番おすすめしたい証券会社がマネックス証券。
マネックス証券は、米国株の取扱数も多く、手数料もおトクなんです。
マネックス証券 | SBI証券 | 楽天証券 | |
---|---|---|---|
取扱銘柄数 | 約3,400銘柄 | 約1,800銘柄 | 約2,000銘柄 |
取引手数料(税抜) | 約定価格の0.45% (最低0米ドル~最高20米ドル) |
約定価格の0.45% (最低0米ドル~最高20米ドル) |
約定価格の0.45% (最低0米ドル~最高20米ドル) |
注文方法 | ・指値 ・成行 ・逆指値 ・ツイン指値 ・連続注文 ・OCO注文 ・トレールストップ注文 ・トレールストップ注文(%) |
・指値 ・成行 |
・指値 ・成行 |
注文可能時間 | 24時間 | 米国営業日の次を除く時間帯※ ・日本時間19:00~19:30 ・日本時間取引終了後から9:00頃まで |
1米国営業日の日本時間15:00~翌6:00※ |
注文の有効期限 | 最長90日 | 最長15米国営業日 | 最長90日 |
さらに、2020年1月まで、通常1米ドルあたり25銭かかる買付け時の為替手数料が無料!
また、マネックス証券はトレードステーション証券と共同で、株取引ツール「トレードステーション」を開発しています。
このツールは、アメリカで最も権威のある金融メディア「バロンズ紙」にて最高評価を8年連続で獲得しているとても人気の高いツールです。
「トレードステーション米国株 スマートフォン」なら、スマホから楽々米国株の取引ができますよ。
Appleやコカコーラ、Googleなど米国株を狙うには、マネックス証券は外せない証券会社ですので、ぜひ抑えておいてください。
米国株については「史上最高値を更新!株式投資なら好調のアメリカ株がおすすめ」の記事も読んでみてくださいね。
マネックス証券の特徴その5:中国株の取扱銘柄数No.1
マネックス証券は、香港のBOOM証券グループを買収しています。
よって、マネックス証券は香港取引市場のほぼ全てを網羅する約2,000銘柄を取り扱うことができるんです。
さらに日本国内ではマネックス証券だけが中国株で成行注文(売りのみ)が出せるというメリットも。
中国在住の経済コラムニストが、生の中国情報を定期的に配信するなど、マネックス証券に口座を持っていれば日本にいながら中国の経済状況をいち早く手に入れることができます。
中国株に興味がある人は「2025年にはアメリカを抜くと言われる中国経済と株式情報」の記事も参考にしてください。
マネックス証券の特徴その6:「トレードステーション」は最強トレードツール
マネックス証券がアメリカのトレードステーション証券と共同開発しているトレーディングツール「トレードステーション」は、米国株だけじゃなく、日本国内株にも対応しています。
自動売買を行うプログラムトレードや、スピーディーなワンクリック注文、高機能なチャート分析機能を備えているので、株初心者でもプロ顔負けのスピードで株取引が可能。
またマネックス証券には「マネックストレーダー」という高機能トレーディングツールも用意されています。
マネックストレーダーもとても使いやすいと人気が高いツール。
利用も永久無料です。
その他にもマネックス証券には、各機能に特化したトレーディングツールが豊富にあります。いろいろ試して自分にあったツールを見つけてください。
マネックス証券の特徴その7:iPhone・アンドロイドアプリもあり!
先ほど紹介したマネックストレーダーには、iPhoneやアンドロイドアプリとして「マネックストレーダー株式 スマートフォン」があります。
スマホ版アプリにもマネックストレーダーの特徴をうまく引き継ぎ、スピード感のある取引や豊富な経済ニュース提供など、スマートフォンでもパソコン並みの取引環境を目指しています。
マネックス証券のスマホアプリはiPhone版、アンドロイド版とも無料でダウンロードできます。
マネックス証券の特徴その8:リバース注文(Uターン注文)が可能
忙しいサラリーマンの場合、なかなか板に張り付きながら値動きを確認するなんてことはできませんよね。
指値注文の場合は、「いつ買えるか」「いつ売れるか」が分からないのがやや不安。
うまく買えたとしても、値動きが激しく、いつの間にか買値より下がってしまったなんてこともあるのです。
そんなときに便利なのがマネックス証券のリバース注文(Uターン注文)。
この注文方法は基本的に指値注文なんですが、「買い」と「売り」の両方の注文を同時に出せるんですよ。
例えば200円の買い注文を出しながら、「220円になったら売る」という売り注文も同時に出します。これで上昇トレンド中だったら、板に1日中張り付いていなくても1回のリバース注文で買いと売りが完結できるのです。
便利な機能ですので、特に忙しいサラリーマンの方はぜひ活用してみてください。
リバース注文に関しては、「指値・成り行き注文・逆指値の使い方!便利な株の注文方法」でも紹介していますので、参考にしてください。
ちなみに、今後の発展が気になる東南アジアのASEAN株も要注意だ。ASEAN株ならSBI証券か楽天証券がいいぞ。
入力はたった1ページ!マネックス証券の口座開設手順
ここまでマネックス証券の特徴について紹介してきました。
マネックス証券に興味を持った方のために、口座開設の申し込み方法について説明します。
口座開設ページにアクセスするには、次の「マネックス証券の公式へ」ボタンか、公式サイトのトップページ右上にある「口座開設」ボタンをクリックしてくださいね。
すると個人か法人を選択するページになるので、「証券総合取引口座 開設 個人のお客様」をクリック。
次に個人情報を入力するページになります。
必要書類として運転免許証とマイナンバー書類があれば、ペーパーレスで口座開設ができます。その場合、口座開設までの期間は最短3営業日です。
運転免許証がない場合には、パスポートも利用できます。
顔写真付きの証明書がない場合は、住民票の写しと健康保険証など2種類の本人確認書類が提示できればOKです。
個人情報の入力が済んだら、ページ下の「次へ(内容確認)」ボタンをクリックします。
次のページでは、先ほど入力した個人情報に間違いがないか確認する画面が表示されますので、問題なければ「この内容で申込む」ボタンをクリックしてください。
運転免許証とマイナンバー書類がある人は、このあと撮影してアップロードするだけ。
マネックス証券から口座開設通知が送られてきます。
そこに記載してあるログインIDとパスワードをマネックス証券のログインページに入力すれば、いよいよ取引開始という手順です。
マネックス証券の口座開設は、印鑑もいらずペーパーレスで日数もかからないんですよ。
ちなみに、マネックス証券では紙ベースでの口座開設も可能です。
- WEBから開設申込をする
- 書類が届いたら、必要事項を記入し、マイナンバーと本人確認書類を添えて返送
- 口座開設手続完了の案内(取引に必要なID、パスワード)が届いたらログイン
WEBに比べて時間はかかりますが、この方法でも口座開設することができます。
手数料無料を活用しよう!マネックス証券の入出金方法
マネックス証券の口座への入金は、次に上げる金融機関からであれば手数料無料で即時入金ができます。
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友銀行
- みずほ銀行
- りそな銀行
- 埼玉りそな銀行
- ゆうちょ銀行
- 楽天銀行
- 住信SBIネット銀行
- ジャパンネット銀行
- ソニー銀行
マネックス証券の口座に即時反映はできないものの、マネックス〈セゾン〉カードが利用できるATMからも手数料無料※で入金ができます。
マネックス証券のキャッシュカードとセゾンのクレジットカードが一体となったカードです。
上記以外の銀行から入金する場合は各金融機関の所定の手数料がかかるので気をつけてください。
マネックス証券からの出金は、預金口座を登録すればどこの金融機関でも手数料無料です。
また、マネックス〈セゾン〉カードが利用できるセブン銀行のATMなら手数料無料で出金できます。
マネックス証券の特徴まとめ
海外の証券会社を買収しているマネックス証券は、外国株式の取引において他の証券会社よりメリットが多いです。
米国株や中国株に投資する場合は、マネックス証券が断然おすすめ。
マネックス証券のIPOは公平抽選を採用していて、個人投資家からの人気も高いです。
IPOが気になる人もぜひ口座開設をしておいてください。
口座開設も、ペーパーレスで短期間で済ませられるマネックス証券。
興味を持った方は、ぜひ口座開設をして、マネックス証券を活用して資産運用を始めてみてくださいね。