口座維持費が無料だったり、株の売買手数料が安かったりと、個人投資家に人気の高いネット証券ですが、なんと日本で最初にネット証券を始めたのが松井証券です。
松井証券は大正7年創業の歴史ある証券会社でありながら、常に新しいサービスを世に送り出し続ける証券会社として多くの投資家に愛されています。
業界初サービスを次々に発信する松井証券の特徴をまとめましたので、証券会社選びで迷っている人はぜひこちらの情報を参考にしてください。
業界初!松井証券が始めたサービス一覧
大正7年創業と歴史は古いですが、松井証券が行うサービスは常に業界を驚かす目新しいものばかりです。松井証券が今までに行った業界初サービスについて紹介しましょう。
1999年 定額制手数料「ボックスレート」導入
「アカウント・プロテクション」導入
2002年 「預株」制度導入
2003年 「無期限信用取引」開始
「株券ゆうパック」サービス導入
2004年 「ミニ・ボックスレート」導入
2008年 「即時決済取引」開始
「夜間先物取引」開始
2011年 「即時決済信用取引」開始
2013年 「一日信用取引」開始
2014年 「プレミアム空売りサービス」開始
2015年 「一日先物取引」開始
2016年 ポートフォリオ提案サービス「投信工房」の開始
2017年 「らくらく振替入金」サービスの開始
「松井証券の存在がなければ、現在のネット証券はこれほど発達していなかったかもしれない」といっても過言ではありません。
このような顧客思いの独自サービスが個人投資家から大きな支持を受け、大正時代から約100年支持され続けている証券会社になりました。
次はそんな歴史ある松井証券の特徴について紹介します。
無料サービスが嬉しい!松井証券の特徴を紹介します
業界初の独自サービスを次々に生み出す松井証券ですが、おさえておきたい特徴をメリット・デメリット含めて説明します。
- 業界最安!10万円までの取引手数料0円の松井証券
- デイトレーダー必見!信用取引の手数料が0円の松井証券
- 松井証券のNISAは株式手数料が恒久0円でお得!
- 個人投資家に嬉しい!松井証券のIPOは完全平等抽選
- 松井証券のツールは高性能なうえに利用料無料
- 利用料無料!投資信託のロボアドバイザー
- 松井証券が無料で提供する質の高い情報サービス
無料サービスが多い松井証券は特に株初心者にオススメの証券会社です。
1、業界最安!10万円までの取引手数料0円の松井証券
ネット証券の売買手数料といえば1注文の約定代金に対していくら?というのが一般的ですが、松井証券は1日の約定代金合計によって手数料が決まる「ボックスレート」を採用しています。
1日の約定代金合計 | 手数料(税抜き) |
---|---|
10万円まで | 0円 |
30万円まで | 300円 |
50万円まで | 500円 |
100万円まで | 1,000円 |
200万円~ | 100万円増えるごとに1,000円追加 |
1日の約定代金合計が10万円以下の場合は、手数料は無料です。
とてもシンプルでわかりやすく、少額投資家にはオススメの証券会社といえます。これは現物取引だけじゃなく、信用取引もこの手数料設定なので本当にシンプルですね。
ちなみに当然ですが株取引10万円までの手数料が無料なのは、ネット証券最安で松井証券だけのダントツの安さです。
しかし、10万円を超える金額になると他の証券会社と比べ、手数料は割高になります。30万円ぐらいの取り引きが多い場合は、マネックス証券やSMBC日興証券、カブドットコム証券、それ以上の場合はSBI証券のほうが手数料が安くなるので注意してください。
2、デイトレーダー必見!信用取引の手数料が0円の松井証券
手数料の説明をしましたが、松井証券にはもう1つ手数料について紹介しておかなきゃいけない大きな特徴があります。それは信用取引※でデイトレードをした場合の手数料が約定代金に関わらず無料になることです。
先ほど1日の約定代金合計が10万円までは手数料が0円になるとお伝えしましたが、信用取引で新規建を行った当日中に反対売買を済ませる「一日信用取引」の場合、約定代金が100万円でも300万円でも売買手数料は一切無料です。
つまり松井証券なら信用取引をするデイトレーダーの人は、手数料無料で取り引きし放題。
さらに1約定あたり300万円以上の場合は金利も0%と、一切余計な費用がかかりません。
1約定あたり300万円未満の場合は金利2%で、これも業界最安水準なのでお得ですね。信用取引を行うデイトレーダーには、松井証券が断然オススメです。
お金や株式を担保に証券会社からお金を借りて、その担保の約3倍の金額の取引が可能になる株式取引です。信用取引には、返済期限が6ヶ月と決められている制度信用取引と、証券会社が自由に返済期限を決められる一般信用取引があります。
信用取引については「信用買い、空売りとは?株初心者向け信用取引の基礎知識」の記事で詳しく説明しています。
3、松井証券のNISAは株式手数料が恒久0円でお得!
手数料について続けて説明しますと、松井証券はNISA口座での株式取引が手数料無料です。年間120万円以下という制限はありますが、買うときも売るときも全て無料になります。
松井証券と同じようにNISA口座内での売買手数料を無料にしている証券会社を紹介します。
NISAなら税金も無料ですし、上記の証券会社は手数料も無料になります。
税金も手数料も年間で考えると結構な金額。上記証券会社のNISAをぜひ利用してみてください。
株や投資信託などで得た利益を非課税にする制度です。2016年から年間運用額120万円までと限度額が広がりました。
NISAについては「NISA(ニーサ)とは?初心者が知るべきメリットとデメリット」の記事で詳しく説明しています。
4、個人投資家に嬉しい!松井証券のIPOは完全平等抽選
IPOの抽選方法は各証券会社でバラバラですが、松井証券は資金が少ない個人投資家に優しい公平な抽選方法を採用しています。
SBI証券や楽天証券のように、IPOの申し込み口数が多い人は当選確率が上がる仕組みを取っている証券会社もありますが、松井証券はどんなに資金がある人でも関係なく、販売株数の内70%は1人1票の完全平等抽選です。
少額投資家はIPO投資にそこまで資金を回せないので、松井証券のような完全平等抽選を行う証券会社から応募したほうが不公平さを感じることはありません。IPOの当選を狙っている人は、松井証券からも抽選に参加しておきましょう。
証券取引所に上場して、投資家が買えるよう新規に株式を公開することを言います。企業はIPOを行うことで投資家から多額の資金を集めることができ、投資家も新たに投資先を増やすことができます。
IPOについては「IPOは株初心者でも簡単に利益が出せるお宝株!」の記事で詳しく説明しています。
5、高性能なうえに利用料無料のトレードツール
株取引で重要なサポートをしてくれるトレードツールについても紹介しておきましょう。高機能のツールは有料で提供している証券会社が多いなか、松井証券は他と比べても高機能で最新型のトレードツール「ネットストック・ハイスピード」が、なんと無料で利用できます。
他の証券会社に多い、ある利用条件を満たしたら無料というわけではなく、はじめから無料なのが嬉しいですね。さらに松井証券で口座を開設していれば無料で利用できるチャート分析に役立つツールがあります。それが、スクリーニング機能の「チャートフォリオ」です。
この機能はチャートの形状から現在上昇トレンドの銘柄をピックアップしたり、下落トレンドで底値付近で停滞している銘柄を見付けることができます。
25種類の形状から自分が探している値動きの銘柄を探すことができるので、チャート分析や銘柄選びに役立ちます。これも松井証券に口座を持っていれば無料で利用できるサービスです。
どれも高性能のわりに無料で利用できるツールはありがたいですが、他の証券会社も同じように高性能なツールを提供していますので、ネットストック・ハイスピードだけ目当てに松井証券を選ぶという人は少ないようです。
6、利用料無料!投資信託のロボアドバイザー
松井証券は投資信託の取り扱いもあります。しかも100円から始められる手軽な投信積立です。低コストで運用できる松井証券の投資信託について紹介しましょう。
松井証券ではインターネットで8つの質問に答えるだけで、ロボアドバイザーの「投信工房」があなたに最適な投資信託の組み合わせを提案します。
また、運用が開始した後も経済状況に合わせて随時ポートフォリオを更新し、国内外のいろいろな投資対象へ分散投資できるようサポートしてくれます。
投信工房の利用料は無料ですが、その精度をあなどってはいけません。世界中のプロ投資家が利用している投資理論を元にデータ作成しているので、株初心者の心強い味方になってくれるでしょう。
7、松井証券が無料で提供する質の高い情報サービス
松井証券にはまだまだ無料で利用できるサービスがあります。株初心者だけじゃなく、プロも愛用する「QUICKリサーチネット」です。
QUICKリサーチネットとは、日本経済新聞社グループのQUICK社が提供している株式投資情報サービスで、SBI証券やカブドットコム証券、楽天証券では有料で情報提供されています。
SBI証券とカブドットコム証券の場合、前月の取引手数料が5万円以上だと、今月は無料で閲覧できるなどの条件を設定していますが、松井証券は口座を開設しているだけで特に条件もなく、はじめから無料なのはとても助かります。
QUICKリサーチネットでは次のような情報が提供されるので、株式投資にぜひ役立ててください。
- 詳しい個別銘柄レポートが読める
- カレンダーや投資額、品物などから株主優待が検索できる
- 人気サービスや新商品などのトレンド情報が読める
- IPOや決算情報、ランキングを調べることができる
最短4日で投資家デビュー!松井証券のカンタン口座開設
松井証券のホームページから簡単に口座開設の申し込みができます。
2通りの申し込み方法がありますが、プリンタを持っている場合は、最短4日で取引が開始できる手軽さです。
プリンタを持っていない場合も松井証券から申込書を郵送してもらい、最短1週間で株取引が開始できますので、安心してお申し込みください。
では、まず松井証券のトップページの右上にある赤い「口座開設」のボタンをクリックしてください。
次は口座の種類を選ぶページになるので、「個人口座開設」と書かれたボタンをクリックしてください。
その次にプリンタを持っている場合は、左の「自分で印刷して申込む」という赤いボタンをクリックし、プリンタを持っていない場合は右の「申込書を取り寄せる」というオレンジのボタンをクリックします。
申込書を印刷する場合は最後に印刷する手順があり、宛名シートを印刷すれば切手を用意する必要がなく大変便利です。どちらも途中までは同じ手順なので、今回はプリンタがない場合で「申込書を取り寄せる」方法を紹介します。
次のページで個人情報を入力し終えたら、最後の「反社会的勢力でないことの確約に関する同意」を確認して、「次の画面へ進む(Step 3)」ボタンをクリックしてください。
次からは、職業についての情報と取引情報を入力するページがあります。それぞれ必要事項を入力し、「次の画面へ進む」ボタンをクリックしてください。
最後は今まで入力した項目の確認ページになりますので、間違いがないか内容を確認し、問題なければ下の「この内容で申込む」ボタンをクリックしてください。
これで後日申込書が届きますので、案内に従って書類を郵送すれば、口座開設の手続きが完了します。
「らくらく振替入金」で手数料無料!松井証券の入出金
松井証券の口座に入金する方法は、「らくらく振替入金」と「ネットリンク入金」、「銀行振込入金」の3種類があります。
3種類の違いは、次のとおりです。
入金方法 | 概要 | |
---|---|---|
らくらく振替入金 | 銀行から直接ネットストック口座に入金する方法 | ・手数料無料 ・入金の反映が即時 ・インターネットバンキングの契約不要 |
ネットリンク入金 | インターネットバンキングを利用した入金方法 | ・手数料無料 ・入金の反映が即時 |
銀行振込入金 | 銀行の窓口やATMから入金する | ・手数料は銀行によって違う ・土日祝、営業時間外は入金が反映されない |
この中で一番便利でおすすめの入金方法は「らくらく振替入金」です。
かつてはネットバンキングを利用したネットリンク入金が最も便利でしたが、「ネットバンキングを利用できない人」には使えないサービスでした。
「らくらく振替入金」なら、大手メガバンク・三菱東京UFJ銀行に口座を持っている人なら誰でも利用できるため、即時入金の手段として活用できる人も増えそうですね。
「ネットリンク入金」が可能な金融機関を紹介!
インターネットバンキングを利用している人は、ネットリンク入金で手数料無料にてリアルタイム入金が可能です。
松井証券のネットリンク入金が可能な金融機関を紹介しますので、自分が利用しているネットバンキングがあるか確認してみてください。
みずほ銀行(みずほダイレクト)
三菱東京UFJ銀行(三菱東京UFJダイレクト)
三井住友銀行(SMBCダイレクト)
りそな銀行(ネット振込サービス)
埼玉りそな銀行(ネット振込サービス)
近畿大阪銀行(ネット振込サービス)
福岡銀行(Web連動決済サービス)
スルガ銀行(インターネット決済)
京都銀行(ウェブリンク振込)
ソニー銀行(WEB振込決済)
イオン銀行(イオン銀行ダイレクト)
ジャパンネット銀行(リンク決済)
セブン銀行(ネット決済サービス)
楽天銀行(楽天銀行かんたん決済プラス)
住信SBIネット銀行(即時決済サービス)
じぶん銀行(じぶん銀行決済)
また出金方法については「翌営業日以降出金」と「即時出金」の2種類があります。
翌営業日以降出金は、事前に登録した金融機関へ翌営業日以降に手数料無料で出金されます。
即時出金は1回300円(税抜き)の手数料が必要ですが、事前に登録した金融機関へリアルタイムに出金が可能です。
注意する点ですが、事前に登録している金融機関がゆうちょ銀行の場合、即時出金は利用できず、翌営業日以降出金しか選択できないということを覚えておきましょう。
無料サービス満載で株初心者にオススメな松井証券
まず松井証券なら投資情報サービス「QUICKリサーチネット」が無料で閲覧でき、株について学ぶことができます。手数料無料で入金できる金融機関が多いのでとても便利ですし、翌営業日以降出金なら出金手数料も無料です。
また松井証券ならNISAでの取引手数料が無料、しかも1日の約定代金合計が10万円以下ならNISAじゃなくても手数料無料なので、年間120万円の限度額を超えても無料で取り引きが続けられます。
松井証券が提供している高機能トレードツール「ネットストック・ハイスピード」も無料で利用できるので、少額からスタートしたい株初心者は、ぜひ松井証券で株式投資を始めてみましょう。